令和6年度より介護報酬改定において、これまでの処遇改善加算が一本化され、「介護職員等処遇改善加算」が創設されました。
算定要件に、ホームページ等での加算の取得状況及び賃金以外の処遇改善に関する具体的な取り組み内容を公表することが求められており、以下に公表いたいします。
令和6年度より介護報酬改定において、これまでの処遇改善加算が一本化され、「介護職員等処遇改善加算」が創設されました。
算定要件に、ホームページ等での加算の取得状況及び賃金以外の処遇改善に関する具体的な取り組み内容を公表することが求められており、以下に公表いたいします。
取得加算
・介護職員等処遇改善加算(Ⅰ)
介護職員等処遇改善加算の職場環境等要件に関する具体的な取り組み内容
入職促進に向けた取り組み
・法人や事務所の経営理念やケア方針・人材育成方針、その実現のための施策・仕組みなどの明確化
不定期にワークショップを開催し、経営陣や現場の職員を交えて法人の価値観、目指すべき方向性などの意識の共有を行っています。
・他産業からの転職者、主婦層、中高年年齢者等、経験者・有資格者等にこだわらない幅広い採用の仕組みの構築
今現在、主婦層やシルバー人材が実際現場で働いており、幅広い人材の採用を行っています。
資質の向上やキャリアアップに向けた支援
・研修の受講やキャリア段位制度と人事考課との連動
様々な研修を人事評価に組み込んでおり、実務で成果の上がった事例の共有なども行っています。
・上位者・担当者等によるキャリア面談など、キャリアアップ等に関する定期的な相談の機会の確保
四半期ごとに上位者と面談を行っており、そこで目指すべき方向の提示、職員の抱える課題や希望の共有を行い、職員のモチベーションやキャリアアップの促進に努めています。
両立支援・多様な働き方の推進
・子育てや家族などの介護等と仕事の両立を目指す者のための休業制度の充実、事業所内託児施設の整備
育児・介護休暇制度、子供同伴での出勤の受け入れなど、大切な家族を守るためのサポート体制を充実させています。
・職員の事情等の状況に応じた勤務シフトや短時間正規職員制度の導入、職員の希望に即した非正規職員から正規職員への転換の制度などの整備
非正規からの正規社員への登用や急な休暇申請に対応する柔軟なシフト体制を整備しています。
・有給休暇が取得しやすい環境の整備
管理者からの有給休暇取得に対する促し、休暇取得情報の共有などを行い、休暇を取得しやすい環境を目指しています。
腰痛を含む心身の健康管理
・介護職員の身体の負担軽減のための介護技術の修得支援、介護ロボットやリフト等の介護機器等導入及び研修等による腰痛対策の実施
ノーリフトケア、ボディメカニクス、腰痛予防など、職員の身体の負担軽減のための研修を開いています。
・短時間勤務者等も受診可能な健康診断・ストレスチェックや、従業員のための休憩室の設置等健康管理対策の実施
年二回の健康診断の他、仮眠可能な休憩室を設置しています。
・雇用管理改善のための管理者に対する研修等の実施
管理者のマネジメント能力改善のため、管理者は定期的に研究を受けています。
・事故・トラブルへの対応マニュアル等の作成等の体制の整備
事故対応はマニュアル化しており、ヒヤリハット・事故は記録し、ミーティングにおいて職員間で共有するよう努めています。
生産性向上のための業務改善の取組
・タブレット端末やインカム等のICT活用や見守り機器等の介護ロボットやセンサー等の導入による業務量の縮減
タブレット端末、見守り機器を導入し、業務の効率化を行っています。
・高齢者の活躍(居室やフロア等の掃除、食事の配膳・下膳などのほか、経理や労務、広報なども含めた介護業務以外の業務の提供)等による役割分担の明確化
現場でシルバー人材を登用しており、
・5S活動(業務管理の手法の1つ。整理・整頓・清掃・清潔・躾の頭文字をとったもの)等の実践による職場環境の整備
研修を行い、5S活動について意識を共有し、職員全体で環境の整備に努めています。
・業務手順書の作成や、記録・報告様式の工夫等による情報共有や作業負担の軽減
ICTツールの活用や記録を標準化することで、スムーズな情報共有と作業負担の軽減を行っています。
やりがい・働きがいの醸成
・ミーティング等による職場内コミュニケーションの円滑化による個々の介護職員の気づきを踏まえた勤務環境やケア内容の改善
・地域包括ケアの一員としてのモチベーション向上に資する、地域の児童・生徒や住民との交流の実施
地元の中学校、高校からの職業体験の受け入れや青年会の方たちからのエイサーの催しなど、地元の方々と積極的に交流しています。
・利用者本位のケア方針など介護保険や法人の理念等を定期的に学ぶ機会の提供
テーマ別研修や事例検討会などを定期的に開催し、職員の研鑽に努めています。
・ケアの好事例や、利用者やその家族からの謝意等の情報を共有する機会の提供
モチベーションとケアの質の向上のため、定期的な事例検討会、ご家族様からの感謝の声の共有などを行っています。